
ROTARY CLEANER
ロータリークリーナー
レジオネラ汚染対策のご提案
濾槽内の珪砂が完全に洗浄され発生できない環境になります。
1.レジオネラの特徴
1.レジオネラ属菌は自然環境では土壌や淡水に生息しています。冷却塔や循環浴槽など水が停滞あるいは、循環する人工環境中(水温20度C以上)では高率に生息しています。
2.レオジネラ属菌の発育はアミノ酸類をエネルギー源として利用して成長します。そのためある種の藍藻や緑藻の細胞代謝産物をエネルギー源として利用しています。これらの藻類とは共生関係にあります。また、レジオネラ属菌は環境中に生息しているアメーバなどの原生動物の細胞内でも増殖する事ができます。
3.レジオネラ属菌は増殖が遅く2倍に増殖するのに4〜6時間かかる為水が循環している濾過装置等で大量発生するケースが多く見られます。
2.レジオネラの汚染対策の有効性
1.塩素殺菌の有効性
塩素殺菌は基本的には有効ですが大腸菌とは異なり即効性はありません。加えて塩素濃度を一定以上に保つ必要があります。人の入浴による発汗等により中和されたり、アルカリ性の水質の場合は塩素の濃度を一定以上に保持する事が困難な為効果がでません。また浴槽等のぬるぬるした付着物や鉱物質の固い付着物などに潜り込んでいる菌には塩素殺菌は及びません。
2.熱処理の有効性
熱には弱く有効です。60度C以上の高温で5分以内に殺菌されるとう実験結果が出ています。また循環式給湯設備内にレジオネラが定着したケースでも温度を70度Cに上げて20時間循環させる加熱処理を併用したところ十分な殺菌効果が認められています。
3以上2つが一般的な汚染対策ですが、濾過装置に大量発生したり、付着物等に潜り込んだり、藻やアメーバに入り込んだレジオネラ属菌を除去するには有効性が疑問視されています。
3.レジオネラ・大腸菌類等々への対策
現行の問題点
1.濾過材の洗浄が十分に行われない為濾過槽内部でのレジオネラ菌類の大量発生が生じている。
2.人の入浴数の増減・原水水質により塩素注入量を増減する必要がありますが十分な対応が出来ない為殺菌効果が安定しない、又塩素臭と共に含有成分への塩素反応による弊害が生じている。
問題点の解決
1.濾過材が完全に洗える横型回転逆洗砂濾装置(コンクリートミキサー車方式)でのレジオネラ・大腸菌類等発生しない水質の環境作りは減菌装置設置より有効な手段と申せます。
2.水質の変化に十分対応出来、確実な減菌が行える減菌装置により、仮にレジオネラ・大腸菌類が発生しても臭い等の弊害を生じずに減菌し健康に良い環境を保持する事が次に有効な手段と申せます。
4.横型低速回転洗浄砂濾過機の効用
現行の問題点
1.濾過機は、濾槽内に捕捉した有機物・無機物を逆流洗浄で完全に除去出来レジオネラ属菌の共生関係にある藻類やアメーバ等も同時に除去する為、レジオネラ属菌の増殖する為のエネルギー源を断つ事ができます。
2.同時に有機物を取り除きますので藻類やアメーバ自体の繁殖も防止できます。
3.温泉に含まれる不要な不純物も濾過できるので、水質が安定して清掃等の作業が楽になります。
5.ロータリークリーナー(横型低速回転逆洗全自動砂濾過装置)の特徴
1.ロータリークリーナーは細い硅砂(上水道濾過で使用されています)で、循環濾過を行い人の利用のない時間帯で設定された自動逆洗洗浄で砂を移動させ付着物を濾砂から全て除去し砂を凝固させない様にしている為、鉄・マンガン・シリカ・有機物質等の多い水質でも濾砂の肥厚は起こしません。その為永久的に砂の交換は必要ありません。
2.不純物除去が自動的に実施される為、管理運営に手間が掛かりません。
3.従来の縦形濾過機では数年に一回、濾材である砂を交換する必要がありますので多額の費用が必要になり、又交換時期が分からない為、そのまま放置する事が多く濾材に汚染の原因を持ったまま使用するケース等が出ています。
ロータリークリーナーであれば常に濾材である砂を動かし摩擦していますので、常に砂に不純物がついていない新しい状態で濾過出来ます。この為レジオネラ菌類の発生出来ない環境作りをします。
4.逆洗洗浄時は、ギヤモーターで槽自体を低速回転させ砂全層の移動を起こし砂同士による擦り合い効果により付着物の剥離除去を行う事が出来、他の方法による水流での砂の巻き上げ方式に比べ濾砂の洗浄復元と共に洗浄水量も25%程度で行えます。
5.濾過装置は、構造がシンプルで故障が極めて発生しにくく濾砂の交換もない為経費が安く済みます。